サスティナブルは永遠に流行っていて

日建築設計事務所

2021年05月29日 17:27


こんにちは。だんだんと暖かくなってきて、御殿場も日中は半袖でも過ごせるような気温になってきました。

少し前ですが、ポカリスウェットのCMが話題になりました。私も見たときにCMでこんなに映画を見たように胸いっぱいになって、感動する日が来るなんてこれっぽっちも考えていませんでした。

そのCMを調べているときに、そのCMを批判する記事が目に入りました。
「こんな素晴らしいCMを批判するなんて一体どんな考えの持ち主なんだ!」と、
とても気になりその記事を読みました。するとそこにはこんなことが書かれていました。

「このCMを見たときに、なんて素晴らしいCMなのかと感動した人は多いと思います。私も感動しました。ですがCMに携わった友人たちを失うかもしれませんが、その覚悟で言わせてください。近年サスティナブルが注目を高めている中で、ポカリスウェットは粉末のものもあるのに、どうしてCMには粉末のものではなくペットボトルにしたのか。そこだけが非常に残念です。」そう書かれていました。

それはCMだから商品をPRするために分かりやすくペットボトルにしたんじゃないかなあ、と思いましたが、エコやリサイクルを掲げている会社なら、日本のペットボトルのリサイクル率は高いとはいえペットボトルよりも粉末状のものをPRするようなCMを作ってもいいものだよな、とも思いました。


環境問題は非常に難しく、日本だけでなく地球全体の課題だと思います。
サスティナブルな〇〇です!や、環境にやさしい、と言っていても、実際にそのものが作られている環境は弾圧下であったり、強制労働をさせられたり、低賃金で長時間労働など、元をどんどん追っていくと苦しい思いをしている人がいて成り立つサスティナブルなんて本当に必要なのか?と思ってしまいます。


このようなことも言っている方もいました。
「持続可能な社会を作っていくのには、日頃の暮らしにさらにお金がかかることであるが
お金をかけてでも作っていかなければいけない。」


いつも使うビニール袋を土に還るようなものにするとなると、いつもの何倍もの支出となるしコロナ渦で大変なのに、環境のことなんて言ってられるか!なんていう方もたくさんいると思いますし、環境について考えるには金銭面も精神的にも余裕がないと難しいのが現実だと思います。

それでも、「今日はペットボトルは買わずに水筒を持っていこう」とか「エコバックを持ち歩こう」とかペットボトルのラベルをきちんとはがしたり、ゴミの分別はきちんとするとか、そういう小さな積み重ねが環境保全につながっていくのではないかなあと思います。


建築ではサスティナブルデザインというと堅く聞こえますが、皆さんの身近にもあるような「夏場は直射日光の侵入を防ぐために緑のカーテンを設ける」とか、そうすることで、エアコンや電気などの使用量が減ることによって持続可能な社会を作ることに役に立ったりします。

最近はあいのりを初期から見返したことで世界の環境への取り組みを知ったり、(実はあいのりは貧困や環境など社会勉強のコーナーがあって、非常に勉強になります)サスティナブルについての記事を目にすることで感化されてこんなことを書いてみました。

私は感化されやすい人間なので、生ごみはビニールではなく紙の三角コーナーを使って捨てたり、洗濯ネットを使うだけでもマイクロプラスチックが発生して、海の汚染につながることを知りマイクロプラスチックが排水と一緒に流れない洗濯ネットの使用を検討したりと少しでも環境によさそうなことは出来るようにしたいと思っています。


地球には少しでも長く暮らしていたいと私は思うのでこれからも少しずつでも地球にやさしく、仲良くやっていきたいと思っています。



△最近いい感じに読んでる山田詠美さんの本。山田詠美さんは20年以上前から
 人種差別やジェンダーについて発言していて私のバイブル


最後までご覧いただきましてありがとうございます。暖かくはなってきましたが、雨が降りやすく気温も下がるときもありますので体調にはお気をつけてお過ごしください。