静岡県御殿場市 住宅・店舗・事務所  建築設計・監理

2014年02月20日

天空率の検討

ちょっと前になりますが、天空率の検討をしました。

天空率の検討

天空率と言っても、かなり特殊な計算なので、我々でも普段行うことが少ないのですが、
簡単に言いますと・・・・・
建物にはその場所場所によって様々な高さの制限があります
その高さ制限より低い建物を計画すれば何も問題ないのですが、
あれやこれや、様々なご要望、デザインを取り入れて建物を計画していくと、どうしても高さ制限を超えてしまう事があります
しかし、せっかく作りあげた計画を変更するのは忍びない・・・そんな時に行うのが天空率の検討です

具体的には
任意の測定地点から魚眼レンズで360°の空を見上げた時に、その空と、計画している建物に隠されない空の割合に対して、
従来の高さ制限を置き換えた仮想の建物を同じ地点、同じ方法で同様に検討した空の割合が少なければ、
計画している建物の方が、従来の高さ制限を置き換えた仮想の建物より空の割合が十分確保されているということで、
適合ということになります
そうなると、高さ制限は適用されなくなります
(スイマセン。文章のみでの説明では分かりにくいですよね・・・)

もちろん天空率の検討を行ってもNGになることがあります
そのようなときは、建物の形状を変更するしかありませんが
せっかく作り上げた計画をそのままカタチにしたいじゃないですか!!
そんな思いから、今回は住宅の天空率の検討をしました
おかげさまで当初の計画通り、建築確認申請もおりました。
(建築基準法に適合しているということです)

一般の方は「何言ってるの??」って事ではあるかと思いますが
天空率を使うと建物の自由度があがり、空間を有効に活用できます
もっと詳しく天空率について知りたい方、住宅の御相談等はぜひ日設計までお願いいたします

keita



Posted by 日建築設計事務所 at 18:06│Comments(0)
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