文部科学省主催の、「学校施設における天井等落下防止対策のための講習会」に参加してまいりました。
なぜ、今更天井?と思われる方も多いかと思いますが、先の東日本大震災において、避難所となるはずの学校施設の天井が落下し、避難所としての役割を建物が果たす事ができなかった事例が多数発生しました。
このように、一定規模以上の天井は、きっちり工事が施行されていても、適切な落下防止対策が施されていないと、地震時に落下する可能性があります。
そのために、地震時でも落ちない耐震天井の基準を定めた、国土交通省の告示が改定となりました。
今ある一定規模以上の天井を有する建物においての天井落下防止対策から、これから新たに一定規模の天井を有する建物を建設する場合においても、この改訂された天井落下防止対策の基準を適用させなければいけません。
天井等に不安を覚える場合は、ぜひ一度 日建築設計事務所までご相談ください。
今回、このような講習に参加して、改めて地震の被害を実感し、天井落下防止対策の必要性を実感いたしました。
Keita