静岡県御殿場市 住宅・店舗・事務所  建築設計・監理

2021年05月29日

サスティナブルは永遠に流行っていて


こんにちは。だんだんと暖かくなってきて、御殿場も日中は半袖でも過ごせるような気温になってきました。

少し前ですが、ポカリスウェットのCMが話題になりました。私も見たときにCMでこんなに映画を見たように胸いっぱいになって、感動する日が来るなんてこれっぽっちも考えていませんでした。

そのCMを調べているときに、そのCMを批判する記事が目に入りました。
「こんな素晴らしいCMを批判するなんて一体どんな考えの持ち主なんだ!」と、
とても気になりその記事を読みました。するとそこにはこんなことが書かれていました。

「このCMを見たときに、なんて素晴らしいCMなのかと感動した人は多いと思います。私も感動しました。ですがCMに携わった友人たちを失うかもしれませんが、その覚悟で言わせてください。近年サスティナブルが注目を高めている中で、ポカリスウェットは粉末のものもあるのに、どうしてCMには粉末のものではなくペットボトルにしたのか。そこだけが非常に残念です。」そう書かれていました。

それはCMだから商品をPRするために分かりやすくペットボトルにしたんじゃないかなあ、と思いましたが、エコやリサイクルを掲げている会社なら、日本のペットボトルのリサイクル率は高いとはいえペットボトルよりも粉末状のものをPRするようなCMを作ってもいいものだよな、とも思いました。


環境問題は非常に難しく、日本だけでなく地球全体の課題だと思います。
サスティナブルな〇〇です!や、環境にやさしい、と言っていても、実際にそのものが作られている環境は弾圧下であったり、強制労働をさせられたり、低賃金で長時間労働など、元をどんどん追っていくと苦しい思いをしている人がいて成り立つサスティナブルなんて本当に必要なのか?と思ってしまいます。


このようなことも言っている方もいました。
「持続可能な社会を作っていくのには、日頃の暮らしにさらにお金がかかることであるが
お金をかけてでも作っていかなければいけない。」


いつも使うビニール袋を土に還るようなものにするとなると、いつもの何倍もの支出となるしコロナ渦で大変なのに、環境のことなんて言ってられるか!なんていう方もたくさんいると思いますし、環境について考えるには金銭面も精神的にも余裕がないと難しいのが現実だと思います。

それでも、「今日はペットボトルは買わずに水筒を持っていこう」とか「エコバックを持ち歩こう」とかペットボトルのラベルをきちんとはがしたり、ゴミの分別はきちんとするとか、そういう小さな積み重ねが環境保全につながっていくのではないかなあと思います。


建築ではサスティナブルデザインというと堅く聞こえますが、皆さんの身近にもあるような「夏場は直射日光の侵入を防ぐために緑のカーテンを設ける」とか、そうすることで、エアコンや電気などの使用量が減ることによって持続可能な社会を作ることに役に立ったりします。

最近はあいのりを初期から見返したことで世界の環境への取り組みを知ったり、(実はあいのりは貧困や環境など社会勉強のコーナーがあって、非常に勉強になります)サスティナブルについての記事を目にすることで感化されてこんなことを書いてみました。

私は感化されやすい人間なので、生ごみはビニールではなく紙の三角コーナーを使って捨てたり、洗濯ネットを使うだけでもマイクロプラスチックが発生して、海の汚染につながることを知りマイクロプラスチックが排水と一緒に流れない洗濯ネットの使用を検討したりと少しでも環境によさそうなことは出来るようにしたいと思っています。


地球には少しでも長く暮らしていたいと私は思うのでこれからも少しずつでも地球にやさしく、仲良くやっていきたいと思っています。



△最近いい感じに読んでる山田詠美さんの本。山田詠美さんは20年以上前から
 人種差別やジェンダーについて発言していて私のバイブル


最後までご覧いただきましてありがとうございます。暖かくはなってきましたが、雨が降りやすく気温も下がるときもありますので体調にはお気をつけてお過ごしください。
  


Posted by 日建築設計事務所 at 17:27Comments(0)
2021年05月01日

ぽんこつスピーカーのわらしべ長者

こんにちは、今日から5月に入りましたね。
今月もどうぞよろしくお願いします!


先日、初めて配信ライブに参加しました。「チャラン・ポ・ランタン」という歌と
アコーディオンの姉妹ユニットで、社会現象にもなった「逃げ恥」の
オープニング曲を歌っている方々です。

コロナ禍で気軽にライブへはいけない今は、ライブをそのままリアルタイムで
配信するという形がとても増えてきています。
コロナ禍でなくても東京や大阪には行きづらい地方勢にとってはコロナ禍で
なくなっても、そのシステムは非常にありがたいので、続けてほしいなあと
思っています。


その時私はスマホでライブ配信を見ていたのですが、臨場感を味わうべく実家から
持ってきたスピーカーを繋いで見ていたのに、あまりのスピーカーの弱さに
肩をがっくり落としました。
スピーカーから出る音が気になって、臨場感も何もないという状況になってしまい、
結局途中からイヤホンに変えて見ました。

日頃から音楽を聴くことが好きな私は、車にもスピーカーを積んでやろうか企むほど大きな音で聞く音楽が大好きです。
大きくて、重低音であればなおよし!と思っているので、テレビの横にスピーカーが
ついているお家を見ると羨ましさのあまりどんなもんかと音量を上げたくなってしまいます。

最近のテレビでは、NetflixやYouTubeなど繋げば、簡単に映画やドラマなど
見ることが出来るので、スピーカーもテレビにつなげば、大画面で映画館のような
体験が気軽に出来ます。
学生の頃、バイト先にいた音楽好きの社員さんが
「首にかけるスピーカー買ったんだよねえ」と自慢してきて
羨ましさを越して妬ましく思ったこともあります。
それもテレビに繋げて使うスピーカーでした。


音楽好きや映画好きの方は特に、音響に関してこだわりたいはずです。
それを考えるときに気になるのがやはり防音ですよね。
実家のアパートにいた頃、窓を開けて過ごしていると、隣の人が
観ているであろう「24」のおなじみのテーマソングが聞こえてきて、
こちらも固唾を飲んで見守ってしまい、肝心の作業にはこれっぽっちも
集中できないなんてこともあったり。

逆に私もこんなに爆音で音楽を流したら近所迷惑なのではないかと思って、
その反動で車では大きな音で音楽をかけたりしても、
運転が上手なわけではないので、周りの音が聞こえないのは不安で
爆音といってもそんなに音を大きくは出来ませんでした。

そして、イヤホンなら誰にも迷惑をかけずに爆音だ!と大きめな音で聞いていると、
母が耳のことを心配して、口酸っぱくイヤホンで大きな音を聞くとどうなるかを
言ってきたので、それも怖くなって頻繁にはしなくなりました。

そんな経験から、自分の家には絶対に防音室を設けようと心に誓いました。
他にも、10年ほどピアノを習っていたり、チャランポランタンの
影響でアコーディオンを始めたくなったりと楽器にも興味津々
なのですが、現在の私のアパートは楽器全般がNGなので
趣味のギターすらも弾けず、悶々とした日々を過ごしています。
こんな日々がずっと続くのは地獄よりも地獄の底!ということで
私には一刻も早く防音室が必要です。


防音室やスピーカーのことを調べていると同じような悩みを持った方が結構いて、
うんうんと深くうなずきながら、記事を読んでいました。
さらに深堀すると、スピーカーといってもいろいろな種類のスピーカーが存在します。
その中でも一番心惹かれたのは、天井に設置するスピーカーです。
すごい!!そのスピーカーは音に包まれているような気持ちになれて、
また置くスピーカーとは違うらしくさらに興味が出てきました。

また、周りに溶け込ませる楽器というインテリアデザインのアイデアや、
狭小住宅でも使えるアイデアなど、スピーカーや「音」へのこだわりは
どこまでも追求し続けることが出来るということを再度思い知らされるような
アイデアがたくさん存在していました。

チャランポランタンの配信ライブでは終始泣いていて、こんな感動をありがとうと
天にもお礼をささげたくなるほど、とてもいい体験で、幸福な時間でした。

早く何も気にせず生でライブを見たいなと思い、コロナの終息を願うばかりです。
それと同時に音を考える時間を与えてくれたポンコツスピーカーにも
感謝をしなければいけません。
音へのこだわりがある方ももちろん、
空間に関するお困りごとなどありましたら、気軽にお問い合わせください。


△最近の私は楽器が弾けない鬱憤を草花に向けています

御殿場市はまだまだ寒い日が続いています。皆様も風邪などひかぬよう
お気を付けください。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
  


Posted by 日建築設計事務所 at 16:28Comments(0)
2021年04月14日

決まりきった本棚は嫌

はじめまして、大石です。これから日々のことや思ったことなど載せていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

最近、中国の四川省というところに昨年10月に出来た本屋さんがテレビで特集されていました。「まるでハリーポッターの世界に入り込んだような本屋」と言われていて、ぜひ皆さんにも検索していただきたいです。とても面白い本屋さんです。
この本屋を設計した設計士は李想さんという方で、イギリスで建築を学び、上海の設計事務所を拠点として活躍をされている方です。

余談ですが、私が建築家を目指そうと思ったきっかけは、図書館が大好きで、自分で図書館を建てたい!と中学生の時に思ったことが始まりです。その時はただ漠然と「建てるには建築士という資格が必要なのか~」とボケーっとしていましたが、今は設計事務所に入社をして、建築士の資格を取るために日々勉強しています。そのボケっとしていた当時の私が想像もしていなかった場所まで来ていて、本当に幸せです。


そんな私は本が好きで、引っ越しの際にも荷物の中でも一番本が多く、これでも厳選して持ってきたのですが、やっぱり本は手元に置いておきたいものばかりだったので想像よりも多く持ってきてしまいました。
最近は電子書籍の普及により、紙の本は衰退の一途をたどっているとよく聞きますが、それでも本屋さんにはまだまだ活気があり、利用する人も一定数いるのではないかと感じます。
私の欲しい本は大抵本屋には在庫がないので、通販もよく利用します。本を購入すると関連商品としておすすめの本が出てきますが、それだとジャンルも作者も偏りがちで、新しい発見はほとんどありません。それに比べて本屋は通販だと出会わない本をついついポップや帯に惹かれて買ったりすることもあって、新しい出会いがたくさんあるのは本屋の魅力の一つです。


小さいころからずっと壁一面の本棚に憧れてきました。「こんなに本がある!」と思ったり、視界いっぱいに本が映ることに魅力を感じていましたが、最近ミニマリストブームが世界でもきているように、私もその波に片足を突っ込んでいます。

「こんまり」の愛称でおなじみ「人生がときめく片付けの魔法」という本を書かれた近藤麻理恵さんの影響は私にとってもすさまじく、Netflixではドキュメンタリーをずっと見たり、YouTubeでも活動されているのでその動画を見たりしているうちに、どんどんハマっていきました。一時期ミニマリストや片付けについて調べまくったことがあり、そのどこかで見た言葉が今でもずっと心の中にあります。

それが「収納する場所があったら、その場所を埋めなきゃいけないと思ってギュウギュウにする人がいますが、空いているスペースもインテリアの一つですし、そのスペースこそが美しさです」みたいなことを言っていて、ハッとしました。
私は空いているスペースには何か入れたくてたまらず、これいいかもと空き箱を入れてみたりして、その空き箱も収納だからといって小物をぎっしりテトリスのように詰め込み、そこに達成感を感じて片付けをしていました。

でも、いざその物を使うとなるとどこにしまったのかわからなくなっています。その空き箱も背景の一部と化しているし、その時は一種の興奮状態なのであれもこれもと詰め込んで、結果冷静な私に戻ると「まさかそんな空き箱の中にいれないよ」と思って、収納の役目も果たしていない状態になることが多かったです。

「空白のスペースも美しさ」本当にその通りだと思います。まだまだ人に比べて荷物の多い私で、包装紙や空き箱も「何かに使えるかも!」と取っておきたくなってしまう私ですが、少しずつ物を減らして、減らした後に増やさない環境を作っていけたらいいなと思います。



△先日銀色夏生さんの本を60冊一気に買ったときの名残でまだまだぎっしりな本棚の一角


「収納アドバイザー」や「片付けアドバイザー」などいろいろな片付けに関するプロの方たちが活躍していて、コロナ禍でステイホーム期間も長かったこともあって、急激に注目されだしています。
「見せる収納」など昔ではなかったような技法も新しく生まれ続けていて、とても盛り上がっています。それによっていろんな方がそこから派生してインテリアや住宅のことについても少しでも興味を持っていただけたらいいなと思います。

その考えに魅せられた私も、壁ぎっしりの本棚から初めて理想の本棚がアップデートされて、今では余白がたっぷりとある本棚が気になっています。
さらに「オーダーメイドの本棚(!)」というものを知ってしまったので、さらに理想は膨らんでいて本よりも本の収納についての記事を読んでいるという本末転倒な気もしますが、私の理想は何が何でも形にして、その理想が遠くなっても地の果てまで追いかけ続けるタイプなので、いくらでもやってやるという気持ちです。

皆様の理想も、同じ熱量で地の果てまで追いかけ続けると思いますので、住まいに関する悩み事などしていただければと思います。


まだまだコロナで油断できない日が続きますが、お体には十分お気をつけてお過ごしください。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
  


Posted by 日建築設計事務所 at 15:47Comments(1)
2021年02月10日

陽だまりの家 進行中

御殿場市陽だまりの家が進行中です。





この住宅、通常の四角い平面計画であれば敷地条件に合わせて南西向きのリビングとなるところ、
リビングだけ45°ひとひねり!!  真南に向けちゃいました。
このひとひねりで、より開放的で機能的なリビングを実現しています。


また、その敷地南側、きれいな梅の木が何本もありその風景を背景(借景)として
取り込んでおります。 (今は現場事務所があって見えませんが・・・)
現場事務所がどきましたら改めてご紹介させていただきます。
  


Posted by 日建築設計事務所 at 13:00Comments(0)
2021年01月06日

2021年始動



新年あけましておめでとうございます。
本日より、2021年始動いたします。
ひとつ、ひとつこだわりを持った業務に本年も務めてまいりますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年1月6日
株式会社 日建築設計事務所  


Posted by 日建築設計事務所 at 08:30Comments(0)